災害看護の専門看護師とは、被災時に限られた物資を活用し、被災者や医療スタッフなどの看護ケアを行うスペシャリストを意味しています。
被災者のメンタルケアや、衛生面などにおいて安全な環境を整えることも、大切な役割の1つです。
そんな災害看護専門看護師の資格を取得するためには、一体どうすれば良いのでしょう。
具体的な条件としてまず欠かせないのが、日本の看護師資格を取得することです。
看護学校などで一定期間勉強し、看護師国家試験に合格しなければなりません。
さらに、3年以上の専門看護分野における経験を含む、通算5年以上の実務経験も必要です。
また、専門看護師の教育課程において、所定の単位を取得しなければなりません。
その上で筆記試験や書類審査に合格すると、災害看護専門看護師の認定証が交付されます。
一般的に、専門看護師の資格取得は認定看護師よりも難しいと言われており、その分、資格を取得した後のやりがいも大きいと言えるでしょう。
災害看護の専門看護師になるメリットは、災害に関する知識や、被災時に必要とされる医療ケアを深く学べることです。
これは看護の現場だけでなく、私生活においても十分に役立ちます。
また、災害に関わる様々な職種の人達と出会えることも、利点だと言えるでしょう。
世界の災害救助に携わった人と知り合いになるケースも考えられますし、全国に人脈ができる可能性もあります。
さらに、災害看護の専門看護師資格は、キャリアアップにも間違いなく役立ちます。